2002年08月07日
トーノZEROアニメ感想キン肉マンII世 total 1943 count

初代キン肉マンの必殺技を破られ、うろたえる情けないII世

Written By: トーノZERO連絡先

 キン肉マンII世のテーマ的な要素として、息子が父を乗り越えていく物語というものがあると思いますが、今日はまさにそのテーマが明確に出てきた話ではないかと思います。

 スカーフェイスの正体は、滅んだはずのデーモンプラントの悪行超人であったという状況から、万太郎は大見得を切って戦い続けることを宣言しますが、具体的な攻略手段が無いわけです。既に必殺技筋肉バスターは破られています。必殺技とは、一人一人の超人が自ら見つけだしていくものだと諭されても、そう簡単に自分独自の必殺技が出てくるわけではありません。結局、万太郎自身、自分が素人同然の超人であると告白し、絶望するしかありません。

 こういう万太郎の心理的な限界領域の描写が行われるのが、この作品の長所であり、魅力であり、存在意義だと思います。

 と~のは、それはさておき、こんな無茶な戦いを仕掛けた委員長を応援しています。


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